(西津軽郡;深浦町)
カワラケツメイを自宅で育てるYさん。
乾燥させた、去年のカワラケツメイ。
‥‥‥‥‥‥‥‥ ※ 以下 ↓ は、カワラケツメイとは、直接、関係がありません。 ‥‥‥‥‥‥‥
「ケツメイシ」 と云う、ボーカル・グループがありますが、 グループ名は、薬草の、"決明子" からとった由。 メンバーの、2人が、薬科大学の出身で、 たまたま、薬学の事典を開いて、真っ先に、この 「ケツメイシ」が出て来た ので、グループ名を「ケツメイシ」 にする事を思いついたらしい‥‥ だから、特に、深い謂われはないようです。 ところで、この "決明子" の薬効に似ていて、 川原に生える事が多いので、カワラケツメイ と名付けられた、 山野草があります。 以前、深浦町の、冬の観光イベントで、この カワラケツメイ でつくった茶飯を 食べた事があるのですが、美味しい茶飯だったのを 思い出し、カワラケツメイ を採りに行きたくなったのですが、 昔と異なり、 今では、どの川も、護岸工事などの為、 川原がコンクリートになってしまい、 カワラケツメイ も、昔のようには見付けられなくなって来たようです。 それで、結局、現在、自宅の畑で 少し、育てている、津軽西海岸;深浦町に御住まいの方から、 去年の乾燥した物を少しいただいて来ました。 (カワラケツメイの茶粥、茶飯) 江戸時代、蝦夷地と、京都、大阪の上方を結ぶ "北前船" (キタマエセン) によって、 こちら、津軽にも、齎 されたもののようです。 今でも、その、航路に当たる、こちら、青森県西津軽郡;深浦町や、 同、上北郡;野辺地町などの港町には、この、カワラケツメイの お茶や、 茶飯の風習が残っています。